Googelアカウントに海外からのログイン履歴
ある日「Google>アカウント>セキュリティ>最近のアクティビティ>イベントをすべて表示」を見るとイスラエルからLinuxでのログイン履歴があった。
「ついにパスワードを盗まれたか!」と驚いたが、その他には不信な痕跡は見当たらず、何かの間違いだろうとは思ったものの念のためパスワードを変更し二段階認証も導入した。二段階認証はよくわからなくて面倒なので見送ってきたが、こうなると背に腹は代えられない。
これで安心。
ところが数日後またもやアメリカ合衆国からLinuxでのログイン履歴がある。
もうお手上げ。
と、思ったけど、もしかすると、あれか…。
確認してみると思ったとおりでした。
画像を見てもらえばわかりますが、3月8日にChrome(Linux)からログインしました。(アメリカ合衆国)とあります。
これが問題の履歴です。
検証のため違う方法でログインしてみました。最新の履歴3回分がそれです。
下から、
- iPhoneのSafariでログイン:ログインしました(iPhone) (日本)
- iPhoneのChromeでログイン:Chrome(iPhone)からログインしました(日本)
- iPhoneのPuffinでログイン:Chrome(Linux)からログインしました(アメリカ合衆国)
Puffinというブラウザはサーバー上で処理することでiPhoneでのフラッシュ動画再生を可能にしていますが、このサーバーがアメリカにあるのでしょう。それでクライアントがChrome(Linux)、場所がアメリカと認識されたに違いありません。
私はiPadでもPuffinを使っています。こういったアプリの仕様によっては所在が別の場所になってしまうのでしょう。
Googleのヘルプにも下記記述があります。
Google では、できる限り正しいデータを表示するように取り組んでいますが、表示されたログインの場所が実際の場所とはまったく異なることがあります。通常、これはモバイル ネットワークからアカウントにログインしたときに発生しますが、他のネットワークからもログインすると場所の誤差は非常に小さい可能性があります。
安易に間違いと決めつけるのは危険ですが、まずは落ち着いて自分が使っているアプリの仕様や仕組みを調べてみるのも精神衛生上いいのかも知れません。