異物を受け入れるということ

新しいものは大体が異物でそれを受け入れる寛容さがあれば、そのグループ全体を次のステップに進ませるのだなあと思う。その過程で摩擦や衝突はあるけれど、それは新しいものを生む苦しみのようなものだと思う。
野田朱美 日本サッカー協会特任理事)
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20120703&ng=DGKDZO43312160T00C12A7UU8000


なるほどと思う。
一方で、違和感は大切にすべきとも思う。
ちょっとした違和感を軽視すると後で大きな破たんにつながることもある。


「異物を受け入れる寛容さ」と表現しているが、むしろ「許容量」「度量」ということだろう。
多少の毒は受け入れ、薬に変えてしまうような受容力。


田原総一郎氏がブログにこう書いている。

小沢さんの師とも言える角栄さんは、本当に許容力が大きい人だった。
僕も、何度か会ったことがあるが、いつも懐の深い人だ、と感じた。
「闇将軍」などと呼ばれていたが、多くの人が角栄さんを信頼していたのだ。
しかし、小沢さんは許容力が小さい。言い換えれば、人を疑う気持ちが強い。
猜疑心が強いのだ。
正念場を迎える剛腕・小沢一郎の2つの弱点 – 田原総一朗公式サイト


懐深く受け入れること。
本当の強さとはそういうことなんだろうと思う。