日経社説「日中関係の大局を考え尖閣に対処を」みて考えた中国の民主化と日本。日本は、もっと成熟した大人の国になっていこうね、という話

2012年8月21日付日本経済新聞朝刊社説記事「日中関係の大局を考え尖閣に対処を」の一節。
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20120821&ng=DGKDZO45213780R20C12A8EA1000

「秋に開く見通しの共産党大会では、10年ぶりに指導部が大きく入れ替わる。選挙のような透明な手続きではなく、密室で決まる。格差の拡大と固定化に不満を募らせる国民は、特権を生む政治システムへの反発も強めている。」

共産党による一党独裁の現在でも既に大衆は無視できない存在になっている。

「こうした社会情勢を踏まえ、ある程度デモを容認し「ガス抜き」をしたいというのが、共産党政権の本音だろう。」

これが民主化し政治家が選挙で選ばれるようになったらどうなるだろう?


お隣の韓国では李明博大統領が選挙を意識した人気取りともいわれる竹島上陸を決行した。次期大統領選挙の与党候補者に決まった朴氏も「竹島は韓国のもの」といったらしい。朴氏も側近の不正疑惑を抱えているとの報道もある。結果としてポピュリズム政治が行われる。
同じことが中国で起こったらどうなるだろう?


これから中国の世論の振れ幅はもっと大きくなるだろう。
それに影響され中国の政策の振れ幅はもっと大きくなるのではないか。
そうだとして、日本はそれに耐えられるのか?
竹島尖閣の問題に題するヒステリックな反応を見ていると心配になる。


日本は、いろんな意味でもっと成熟した大人の国にならないといけないと思う。